名古屋に帰ってきてから初の!!美術館遠足をしました。
行き先は名古屋市美術館「アドルフ・ヴェルフリ」展です。今までの美術館遠足、雨が降ったことはなく‼︎今回は前日の天気予報では雨マークでしたが、見事な晴れで、おかげさまで外でお弁当を食べることができました。
アドルフ・ヴェルフリ展、いいです。一番最初に下見に行った時から、この美術館遠足はきっといい流れでいけるな、と思いました。
子供が好きそう。そしてわかりやすい。わかりやすいというのは絵の内容ではなくて、作品までの辿り着き方が、です。使っている画材は色鉛筆と鉛筆だけ。どんな方法で描いたのか(作ったのか)子供が見て理解できる、というのは子供と作品を見る時に結構大切なことだと思います。
圧倒的な描き込み量と、装飾的で力強い模様。
今回は特に、アールブリュットのこともヴェルフリの過去のことも説明をしませんでしたが、それでも何か訴えてくるものがあるのか、子供達は真剣に鑑賞していました。
今回は、鑑賞中に、「ヴェルフリさんの顔を探そう」というワークショップを行いました。作品の中には、ヴェルフリがたくさん描かれていて、種類もいろいろです。その中から、自分が気に入った顔を探し出して模写すること、また周りに装飾帯を描いてみる、ということにも挑戦しました。
実際に描いてみると、この絵の面白さをなんとなく感じられる気がします。
中には、時代が変化することによって出てくる顔が変わってくる、ということを発見した子までいて、子供がじっくり絵を見た時の発見力に驚かされました。
鑑賞が終わった後に、一人一枚作品を作りました。
アドルフ・ヴェルフリのような作品を自分なりに描いてみる、というのがテーマです。ポイントは装飾帯で流れを作ることと、空きスペースを何かに見立てて描く、ということでした。出来上がった作品を見てみて、同じヴェルフリをテーマに作品をつくったとしても、やっはり生で本物を見た時の気持ちを持ちながら描くのと、教室で知識だけ入れて描くのとでは全然違うなぁと感じました。教室だけにこもってては、やっぱりダメですね。
外にいかなきゃね。
次回は夏休みくらいに行きたいと思います。
お弁当の後、みんなで警ドロしたのも、楽しかったね。