みなさんこんにちは。くじら図工室です。
長い間の休校で、みなさんもストレスがたまっていることと思います。
でも、こんな時だからこそ、感じられること、考えること、できることってたくさんあると思います。
教室ではこの機会に、共同でみんなが使える本棚が整備されました。
また、こんな時だからこそ、お家でも工夫したり頭を使ったりできる「ものづくり」って本当にいいものだなと改めて感じています。
それでも、早くこの事態が終息して、またみんなと一緒に授業がしたいですね。
だって、子どもには、仲間が必要、と思っています。
指導をしていると、子どもは黙々と一人制作をしているように見えますが、いかに、お友達の制作に刺激を受けているかがよくわかります。
えふで・キャンバスクラスの2月のプログラムは「アニメーション制作」でした。
初めから終わりまで、グループで制作していく共同制作です。
いろんな場面で、お友達の意見を聞き、また自分のアイデアを伝える機会がたくさんあります。
グループ会議の時の子どもたちは本当に楽しそう。みんなで大笑いしながら、ストーリーを考えたり、小道具を作ったりしていました。
まずは、どんなストーリーにするか、チームに別れて相談。
ストーリーの流れを、お互いに理解するために、絵コンテをかくことにしました。
大切なことは、誰が見てもわかる映像にすること。
制作に客観性を持つっていうのは、とっても大切なことですね。
撮影台の上に、iPadを載せていよいよ撮影開始。
ストップモーションスタジオというコマ撮り撮影ができるアプリを使って、一枚一枚写真をとっていきます。
その写真がすべて繋がったら、動画のようになる、という仕組みです。
ちゃんと動いているように見えるようにするにはちょっとずつ動かさないといけないので、そのあたりの感覚をつかむのにみんな苦労しているようでした。
みんなが作ったアニメーション作品をいくつか紹介したいと思います。
あれだけ時間をかけてつくったのに、動画にするとあっという間。
ストップモーションの映像作品がどれだけ時間をかけてつくられているか、考えると本当にびっくりしてしまいますね。
「くるまの衝突後・・・」
始まっていきなり自動車が木にぶつかってしまいます。その後がらっと変化する場面がとてもよくできています。ねんどを活かした演出が見ていて楽しいですね!動かし方への細やかなこだわりが感じられる作品です。
「弱肉強食」
かわいいクマノミが広い海を冒険していくのかと思いきや・・・。
テンポのよい楽しい映像で自然界の厳しさを表現しているあたり、なかなかの映像センスがありますね~。動画全体のイメージがしっかりしているのは、撮影しながらグループでの相談がちゃんとできていたからですね。
「花火大会」
短い間に、たくさんの登場人物が現れて、たくさんの花火が打ち上げられます。この動画を撮影するにあたって、みんながそれぞれの部分を協力して動かしました。タイミングや位置を合わせるための集中力がないと、このような動画は作れなかったでしょう。図工が好きな子たちが作ったんだな~と思える面白い動画です。
今回のアニメーション作品は、作ったみなさんがお家でも観て楽しめるよう期間限定でダウンロードできるようにしております。
ダウンロードサイトのリンクボタンがページ下部にありますので、そこからアクセスすると、このページに載っていない動画もご覧いただけます。
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